「片付けたい。でも、人に見られるのが恥ずかしい」
長い間動けなかった一番の理由は、ゴミの量そのものより、この気持ちだったそうです。
自分でも普通の状態ではないことは分かっています。
玄関から部屋まで大量の袋や段ボールがあり、ベッドの周辺にも物が積み上がっています。
友人を家に呼ぶことはなくなり、家族にも部屋を見せていませんでした。
片付けたいと思って業者を調べても、「こんな部屋を見せたらどう思われるだろう」と考えてしまい、なかなか相談できなかったといいます。
見られたくない気持ちが片付けをさらに遅らせた
ゴミが少なかった頃なら、自分で片付けられたかもしれません。
ところが量が増えるにつれて、「今さら誰にも見せられない」という気持ちも強くなりました。
家族に頼めば驚かれるかもしれない。
知人に手伝ってもらえば、ゴミ屋敷になっていることを知られてしまう。
そう考えると、誰にも相談できません。
結果として一人で抱え込み、さらにゴミが増えていきました。
ゴミ屋敷では、物理的に片付けが大変になるだけでなく、「知られたくない」という気持ちが行動を止めてしまうこともあるのだと感じます。
玄関を開けてもらうことが最初のハードルだった
業者へ相談することを考えても、最初から抵抗がなくなるわけではありません。
「部屋を見てもらわなければならない」ということ自体が大きなハードルです。
しかし、自分で何度か片付けようとしてもほとんど進みませんでした。
数袋作って疲れてしまい、その袋を玄関付近へ置いたままにすることもあります。
このままでは状況が変わらないと考え、ようやく外部へ相談することにしました。
高松市でゴミ屋敷片付けならハートスタッフへ相談する方法もあります。ハートスタッフではゴミ屋敷の片付けに対応しているため、大量の生活ゴミや不用品を自分だけでは処分できなくなった場合に相談できます。
最初から「全部自分で説明しなければ」と考えるより、まず現在どのような状態なのかを伝えて相談することから始めると動きやすくなります。
片付けで一番変わったのは気持ちだった
大量のゴミがある間は、家に帰るたびに嫌な気持ちになっていたそうです。
玄関を開ければゴミが見えます。
「片付けないと」と思いながら、その横を通って生活します。
休みの日になれば片付けるつもりなのに、あまりの量を見てやる気がなくなります。
それが何か月も続いていました。
物が減って床が見えるようになると、その重たい気持ちも少しずつ変わったそうです。
部屋が広くなったこと以上に、「もうゴミの山を見なくていい」と思えたことが大きかったと話していました。
人に知られたくないからこそ早めに動く
ゴミ屋敷を誰にも知られたくないと思う気持ちは理解できます。
しかし、その気持ちから何年も放置すると、物はさらに増える可能性があります。
室内だけに収まっていたゴミが玄関やベランダなどへ広がれば、周囲からも分かりやすくなってしまいます。
臭いなどが外へ出るようになれば、本人だけの問題として隠しておくことも難しくなるでしょう。
そう考えると、「まだ外からは分からない」という段階で片付けを始めることには意味があります。
恥ずかしさから先延ばしにするほど、片付けの規模そのものが大きくなることもあります。
まとめ
ゴミ屋敷になったことを家族や知人に知られたくなくて、一人で悩み続けている人もいます。
しかし、床が見えないほど大量のゴミがあり、何度自分で片付けようとしても終わらない状態なら、誰かの力を借りることも現実的な方法です。
片付けを始めるために、家族や友人全員へ事情を話す必要があるわけではありません。
自分が相談しやすい方法を選び、まず大量のゴミを減らすことを考えてみるとよいでしょう。
誰にも見せたくないからと先延ばしにして物がさらに増えるより、「今の状態を変えたい」と思ったタイミングで動き出すことが重要です。
ゴミ屋敷の片付けは、部屋をきれいにするだけではありません。家へ帰るたびに感じていた重たい気持ちから抜け出し、普通に過ごせる自分の空間を取り戻すためのきっかけにもなるでしょう。

